VK210 ELECOM ゲーミングキーボード 俺々レビュー
つい先日発売されたばかりのELECOM製ゲーミングキーボード『VK210』の俺々レビューです。主にゲーム使用と普段使いの観点からレビューしています。
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Razer製のXbox/PC用ゲームパッド「WOLVERINE V2 CHROMA」の俺々レビューです。いつも通り、HPを見れば分かるスペック的な置いておいて、自分が良いと思った点、いまいちだった点をつらつら~っと書いていこうと思います。
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ELECOMがひっそり作ってる(?)ゲーミングキーボード「TK-G01UKBK」の俺々レビューです。いつも通り、メーカーのHPを見れば分かるようなスペック周りには触れず、個人的に感じた点をつらつらと書いていこうと思います。
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RetroPieでゲームを楽しめるようになったものの、それだけでラズベリーパイを専有するのは勿体無いなと思い、Kodiをインストールしてみました。Kodiとはオープンソースで開発されているプロダクトで、動画や音楽、画像を共有できるホームメディアセンターです。テレビでPCやNASの動画等メディアを楽しめます。kodiプラグインをインストールすればYouTubeも見れます。
Kodiは単独でラズベリーパイ上にインストールすることも可能です。その場合はOSMCというKodiベースのプロダクトがおすすめです(色んな言葉が出てきてややこしいですね・・)。こちらのセットアップ方法とは過去記事を参考にしていただければと思います。
今回はこのKodiをRetroPieのプラグインとしてインストールします。
お約束の公式Wikiの手順に従います。まずはRetroPieの設定画面に行きます。設定メニューの中の『RETROPIE SETUP』を選択します。
2016.9.22 追記: 新しいバージョンでは『retropie-setup → manage packages → manage optional packages → kodi』に変わっているようです
青い画面が出てくると思うので、[Experimental packages]を選択します。
ヅラ〜っとパッケージ名が表示されますので、その中から[kodi]を選択します。
処理してます感満載の黒い画面が表示されますので、しばらく待ちましょう。10分近くかかるかも。
インストールが完了したらRetroPieのメイン画面まで戻りましょう。KodiはPORTS内の1ROMとしてインストールされているので、PORTSに入ってみます。
KODIを選択して起動してみます。カッコ良さげ感満載の画面が表示されるはずです。
基本的にはこれで使用可能になります。しかしいくつか設定をしておいたほうがよい点があるので、それらを見ていきます。
今はPORTS内の1ROMとして扱われていますが、これを1システムとして扱うように変更します。SSHでretropieにログインして、次のコマンドを実行します。
$ sudo cp /etc/emulationstation/es_systems.cfg /home/pi/.emulationstation/es_systems.cfg
このファイルの中身を覗いてみれば分かりますが、これはRetroPieに登録されているシステムリストです。システムとは要するにRetroPieのメイン画面に表示されている左右で移動できるアレですね。AtariだとかAppleだとか。この定義はデフォルトで/etc/emulationstation内のものが使用されますが、ホームディレクトリ内に.emulationstation/es_systems.cfgファイルがあれば、そちらを優先する仕組みになっています。
つまりこのファイル内にkodiの定義を追加すればよいということですね。viなりnanoなりでこのファイルを編集します。
$ sudo vi /home/pi/.emulationstation/es_systems.cfg
<systemList>要素の最後に以下の内容を追記します。
<system> <fullname>Kodi</fullname> <name>kodi</name> <path>~/RetroPie/roms/kodi</path> <extension>.sh .SH</extension> <command>%ROM%</command> <platform>kodi</platform> <theme>kodi</theme> </system>
続いて、ROMディレクトリ作ります。
$ mkdir /home/pi/RetroPie/roms/kodi
ROMとしてシェルスクリプトを置いておきます。
$ sudo echo "kodi-standalone" > /home/pi/RetroPie/roms/kodi/kodi.sh $ sudo chmod +x /home/pi/RetroPie/roms/kodi/kodi.sh
ここまでの設定でKodiをシステムとして反映されているか確認してみます。パッドのSTARTボタンを押してQUITメニューから[RESTART EMULATIONSTATION]を選択し、エミュレーターを再起動します。
再びメイン画面に戻ってきたら、Kodiがシステムに登録されていることが確認できます。
何も設定しなくてもそこそこは動かせるんですが、細かい部分が気に食わない。というわけで、ゲームパッドの設定を変更します。
$ vi /home/pi/.kodi/userdata/keymaps/joystick.xml
中身はコントローラにあわせて変更する必要がありますが、私の場合は次のような感じです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <keymap> <global> <joystick name="DragonRise Inc. Generic USB Joystick "> <button id="2">Select</button><!--A--> <button id="3">Back</button><!--B--> <button id="1">Stop</button><!--X--> <button id="4">ContextMenu</button><!--Y--> <button id="5">Rewind</button><!--L--> <button id="6">FastForward</button><!--R--> <button id="9,10">Quit</button><!--START+SELECT--> <button id="9">Info</button><!--SELECT--> <button id="10">PlayPause</button><!--START--> <hat id="1" position="up">Up</hat><!--DPAD UP--> <hat id="1" position="down">Down</hat><!--DPAD DOWN--> <hat id="1" position="right">Right</hat><!--DPAD RIGHT--> <hat id="1" position="left">Left</hat><!--DPAD LEFT--> </joystick> </global> </keymap>
joystick name=”…”の部分は、ゲームパッドにあわせて変更する必要があります。自分のゲームパッドのnameを知りたい場合は、cat /proc/bus/input/devices で確認できます。
pi@retropie:~ $ cat /proc/bus/input/devices I: Bus=0003 Vendor=0079 Product=0006 Version=0110 N: Name="DragonRise Inc. Generic USB Joystick " P: Phys=usb-3f980000.usb-1.2/input0 S: Sysfs=/devices/platform/soc/3f980000.usb/usb1/1-1/1-1.2/1-1.2:1.0/0003:0079:0006.0001/input/input0 U: Uniq= H: Handlers=js0 event0 B: PROP=0 B: EV=1b B: KEY=fff 0 0 0 0 0 0 0 0 0 B: ABS=30027 B: MSC=10
なおjoystick.xmlに記述するbutton要素のidアトリビュート値についてですが、RetroPieのゲームパッド設定で表示される値+1を設定してやらないとダメでした。これはゲームパッドによって変わるかもしれないので、まあ色々と試してみてください。公式Wikiにもサンプルがいくつかあるので、ご自分のパッドに合わせた設定をしてください。
Androidのリモコンアプリをインストールすれば、スマホでKodiを操作できるようになります(たぶんiPhone用もあるかと)。デフォルト設定のままでは無理なので、Kodiの設定を変更してやる必要があります。
まずはKodiの設定画面に行きましょう。
Webサーバの設定を変更し、HTTPでリモコン操作を受け付けるようにします。
設定が完了したらKodi用のリモコンアプリをダウンロードして使用してみます。私はKoreというアプリを使用しました。リモコンアプリを起動したら、自動的にLAN内のKodiを検索してくれます。特に設定することなくリモコン操作ができるようになります。
できればRetroPieもリモコン操作できるようにしたいのですが、今のところその方法は分かっていません。。。ともあれ、これでまたウチのテレビがパワーアップしてくれました。
RetroPieにKodi(ホームメディアセンター)をインストールする Read More »
ラズベリーパイをファミコン・スーファミなど色んなゲームがプレイできる『懐ゲー再生機』にしてみました。RetroPieというOSをインストールすれば、ほぼ設定要らずでゲームが楽しめる状態になります(もちろんROMは自分で用意する必要がありますが)。今回はこのRetroPieのセットアップ方法をまとめておきたいと思います。
以下は私が使用したもののリストです。
※RetroPie記事作成時のバージョンは3.7
最初はところどころキーボードが必要になりましたが、初期設定が終われば、基本的にはゲームパッドしか使用しないと思います。
基本的には公式Wikiの手順のままです。
まずはRetroPieのトップページを訪れ、続いてDownloadページに行きましょう。
お手持ちのラズベリーパイのプラットフォームに合わせてイメージファイルをダウンロードします。
ダウンロードが完了したらファイルをダブルクリックしてgzを解凍します。imgファイルが出てくるはずです。
imgファイルをSDカードに焼くための公式Wikiおすすめのツールがあるので、今回はそれを使うことにしました。Apple PI Bakerというツールです。
トップページにDownload Nowリンクがあるので、それをポチッとしてAppをダウンロードします。1画面のみのシンプルなツールなようです。以下の画面を参考に、imgファイルをSDカードにRestoreしましょう。
書き込みが終了したらSDカード作成は完了です。
RetroPieを書き込んだSDカードラズベリーパイに挿し、キーボード+ゲームパッドも挿した上でラズベリーパイに電源を入れます。しばらくするとクールなスプラッシュが表示されるはず。
しばらく待っていると次のような画面になるかと思います。
私はこのときゲームパッドを挿していなかったので「NO GAMEPADS DETECTED」と表示されています。この場面で挿しても大丈夫です。ゲームパッドのいずれかのボタンを押せばゲームパッドのコンフィグ画面に入るので、画面の指示通りパッドのボタンを押していきます。
設定が完了したらRetroPieの画面が表示されるはず!
いきなり登場するAMIGAの文字に「は?何これ?」と面食らうユーザーがほとんどかと思います笑(僕もAMIGAは名前ぐらいしか知りません)。パッドの左右のキーでゴソゴソ動かしてみても、何やら見たことないゲーム機ばかり。心落ち着くNintendoの文字は見つからない・・。かろうじで知ってるゲームはZORKだけ。ってZORKやりたいわけじゃないし。
あとで分かったのですが、ここにはラズベリーパイ上にゲームROMが存在している機種しか表示されないようです。というわけでROMを入れてみましょう。
NESとはNintendo Entertainment Systemの略です。海外ではこう呼ばれているせいか、エミュレータ界ではファミコンとは呼ばずNESと呼びます。実機からROMを抽出する方法等々はネットでググると色々出てくると思いますので・・・何かしらのROMを頑張って手に入れてください。
ROMを手に入れたら、ラズベリーパイ上の所定ディレクトリに配置してやらなければなりません。RetroPieは標準でsamba(SMB)がインストールされています。まずはラズベリーパイのIPアドレスを確認します。
(追記:ipが分からなくても接続できます。[TIPS:IPアドレスで接続するのウザい]を参考にしてください。)
まずはRetroPieの設定画面に行きます。これがメニューの入り口。ちょっと分かりづらいですね・・。
続いてメニューの中にある「Show IP」を選びましょう。
するとifconfigの内容が表示されます。
MacのFinderを開き、メニューから「移動」「サーバへ接続」を選択。接続ダイアログが表示されるので、サーバアドレスの欄に「smb://IPアドレス」を入力しましょう。
するとマウントポイントの一覧が表示されるので、romsを選択します。
あ、ユーザーとか聞かれたら「ゲスト」でOKです。
romsの以下にずらっとディレクトリがありますね。ディレクトリがゲーム機に対応しており、この中にその機種のROMを配置すれば、RetroPieのメニューにも表示されるようになっています。試しに「nes」フォルダの中にROMを入れてみました。あの名作として名高い「マイクタイソン・パンチアウト」です。
エミュレーターを再起動する必要があるので、ゲームパッドのスタートボタンを押します。MAIN MENUが出てきたら「QUIT」の中にある「RESTART EMULATION STATION」を選択します。
再起動完了までしばらく待つと、再びメイン画面に戻ってきます。左右のキーで機種を切り替えると・・あった!Nintendoの文字が!!
初期設定はこれで完了です。あとは思う存分遊ぶだけ!当時よりテレビも大きくなってるし、HDMI接続なので画像もクリアです。不思議とゲーム性も高くなった気分!もう一度女神転生やらファイアーエンブレムやらクリアしちゃおうかな。
私は最初音が出ませんでした。RetroPieのメニューでオーディを設定をいじってみても効果なし。。。調べてみると本家に対応策が書いてありました。
https://github.com/retropie/retropie-setup/wiki/sound-issues
書いてあるとおりに実施すれば上手くいきました。sshでログインし、
sudo vi /boot/config.txt
以下の行のコメントを外します。
hdmi_drive=2
ゲームに使用するエミュレーター変更することができます。例えばnesなら「lr-fceumm」「lr-nestopia」の2種類が入っています。変更するには、ゲームタイトルを選択してからゲームが開始するまでの間、ゲームパッドの何らかのキーをポチポチ押しておけば設定画面が現れます。
大人ですもんね。そういうこともあると思います。SELECTとSTART同時押しでゲームを終了できます。
よく考えればIP分からなくてもOKでした。MacのBonjourとRetroPieのavahi-daemonがあるので、ホスト名で接続できます。
sshなら
ssh pi@retropi.local
Finderでのsmb接続も同様で、smb://retropie.localで接続できます。
いやあ、懐ゲーっていいですねえ。当分はこれで遊べそうです。