今さら感満載ではありますが、メカニカルキーボード「Keychron K6」の俺々レビューです。
目次
対象機種
- Keychron K6
- White Backlight
- LK Optical Redスイッチ
- US配列
主にプログラミングなどに使用してます。あとゲームもするので、ゲーミングキーボードとしても使用したりします。OSはMacでもWindowsでも使用してました。
それでは、良い点・悪い点をつらつら~っと書いていこうと思います。
良い点
サイズが良い
いわゆる65%キーボードというやつなのですが、とにかくサイズ感がいいです。自分はあまりキーボードに場所は取られたくないタイプの人間なので、このコンパクトなボディはたまらなく好きです。カーソルキーもちゃんとあるので機能面でも(基本)問題ないです。
FPSゲームをするので、右手でマウスを動かしまくるのですが、そのためのスペースが大きく確保できるのがありがたいです。「ならば60%キーボードの方がいいのでは?」という声も聞こえてきそうなのですが、プログラミングなどの普段遣いもしますので、やはりカーソルキーがない60%キーボードはつらいんですよね。かといって用途別にキーボードを使い分けるのも面倒臭い。そういった人におすすめできるキーボードだと思います。
(ただこれは65%キーボードのいいところであって、Keychron特有ではないんですが・・・)
デザインがカッコイイ
見た目は重要です。モチベーションに繋がります。そういった意味でもこのKeychronはふつーにカッコいいキーボードだと思いますし、いろんな所でデザイン上の考慮を感じるんですよね。
- Windows用・Mac用のキーキャップが交換できる
- ライトボタン💡のキーキャップ(写真の赤いボタン)もグレーに変更できる
- 文字とキーキャップが同系色なので変に目立たない(文字が見えない場合はライトアップすればいい)
- 2トーンで渋い
奇をてらったデザインでもないので、長く愛用できそうです。
各種機能キーが揃っている
キーボードによっては再生・一時停止キーとかボリューム上げ下げキーとかが付いてないものもありますよね。しかしこのKeychronはすべて揃っています。すべてかどうか定かではないですが、とにかく普段必要とするキーは全部揃ってますね。Macのワークスペース操作系まで付いてます。
こういった機能キーはOSやフリーソフトで独自ショートカットを割り当てることも可能ではありますが、やはりハード的に対応されていると無設定で済むので非常にありがたいです。いやほんと気が利いてるな~と思います。
有線・無線、どちらでもOK
どちらかしか対応していないキーボードって結構多いんですが、Keychronは有線・無線(Bluetooth)両対応です。最近はBluetoothさえ繋がればOKって人も多いかと思いますが、私はFPSゲームをするので、遅延を気にして一応有線接続で使ってます。また、常時ライティングする人なんかもバッテリーを気にしなくて良いので有線接続しますよね。Keychronはいかなる用途にも対応できます。
タッチ感・タイピング音が良い
ここは完全に好みの問題だと思うんですが、私にとってはこの上なくGoodなキータッチ、タイピング音となっております。
↑これは↑メーカーHPのものですが、私のはこれの「Red switch」になります。光学式メカニカルスイッチの赤軸というやつです。押下圧が40gなので、かなり軽めな部類に入ると思います。普通の赤軸はほとんどが45gだと思うのですが、これはそれより5g軽いということです。たった5gですが、結構な違いが感じられますよ。私は軽いほうが疲れないので好きですね。
タイピング音ですが、GateronやCherryの赤軸よりも少ししっとりしている感じかな。カチャカチャ感がマイルドで、やや落ち着いているというか高級感があるというか。好みにもよりますが、私はこの音がたまらなく好きで、Keychronは全部このスイッチで統一してほしいぐらいなのですが、残念ながらLK OpticalスイッチはこのK6でしか採用されてないような?しかももう製造はストップしてるような?非常に残念ですね・・・。
スペースバーの長さが程よい
一体何を気にしているんだ?と思う方もいるかもしれませんが、スペースバーの長さって意外とこだわりポイントだったりします。
「X」キーのほぼ中心に「alt」と「スペース」の境目があるかと思いますが、これが個人的には絶妙にいい長さなんです。理由は、左手親指でaltキーを押す機会がとっても多いからです。私のようなプログラマーって、ホームポジションから指が離れるのを極端に嫌う困った人種が多いのですが、そういった人たちはこのaltキーに独自のショートカットキーを割り当てることが多いです。
そんなわけで、あまりにスペースバーが長すぎると、左手親指を内側にかなり折り込まないとaltに届かないことになってしまうのですが、これが結構ツライんですよね。ワンテンポ遅れちゃうというか。とにかくすごくストレスなんです。
またゲームをする際も、親指altに操作を割り当てることができるので、プレイの幅が広がります。例えば私はフォートナイトで5番目の武器はこのaltキーに割り当ててます。ここが押しやすいのと押しにくいのではエライ違いですから。かつ、スペースキーも短すぎず押しやすいのが◎。そういった意味でも、スペースバーの長さ、これ重要です。
悪い点
正直悪い点はあまりないのですが、多少気になる点はあるのでそちらも書いていこうと思います。
Deleteキーがファンクションキー同時押し
Deleteキーって使用頻度は高いと思うのですが、何故かファンクションキーと同時押ししないといけません。
「fn1」と「[」キーの同時押してdelとなります。ファンクションキーを押すのも面倒くさいし、2つあるファンクションキーのどっちを押すのか一瞬迷うこともあって、結構不便なんですよね。あと、位置的にもピンと来ない。なんでここに配置したのかな?
個人的に提案させていただくなら、
- 現在の「home」キーと「del」と入れ替える
- 「fn1」と「バックスペース」同時押してdelにする
- ライティング切り替えボタン💡を普段はdelにする
とかでいいんじゃないの?と思っています。特に最初の案は「home」と「end」が左右に並ぶことになりますし、記号と挙動のイメージとも合うのでピッタリなんじゃないのと思うんですが。( [ { が home、 ] } が end ってイメージに合いませんか?)
もっといえば、home/endはそれぞれファンクション+←/→で良さそうなもん。PageUp/Downもファンクション+↑/↓でしっくりくるし。まあ技術的な課題なんかがあるのかもしれませんが、可能であればここら周りのキー配置はもう少しベターなものが見つかりそうな気もします。
バッテリー持ちがやや短い
全然許容範囲なんですが一応。バックライト常にオフでBluetoothe接続で1日8時間ぐらい使用して、だいたい2,3週間でバッテリーが切れます。充分といえば充分なんですが、以前HHKB(電池)を使っていた頃は、2ヶ月ぐらい持ってた気がするので、それと比べるとやや不満かな、といったところです。個人的には電池式でもいいんじゃないかと思ってます。そもそも有線という人は電池入れない分軽くなるし、ずっと無線の人は普段使わないUSBケーブルってどこかにしまってたりすると思うので、わざわざ引っ張り出してくるの面倒だと思うんです(私はとても面倒くさがり)。充電終わったらまたしまい込んでとか、すごく面倒くさい。。。
まあこれはそこまで不満ではないですが、もっと持ってくれたら嬉しいなというぐらいで。
わりとチープ
デザインはカッコいいと述べましたが、実際の作りはややチープ感があるかな。キーキャップの感じも、決して高級感があるものではありません。また長く使用していると指紋光りなどが、若干見えるようになってきます。
ABSキーキャップなので仕方ないかな・・・。「わりとチープ」とか書いちゃってますが、その分お値段もお手頃なので、ここは値段相応というところでしょうか。
ライティングなしオプションがない
キーボードにはバックライト不要という人、かなりたくさんいると思うのですが、このKeychronは(たしか)すべての機種でバックライト機能が搭載されています。まったく使わない人にとっては無用の長物だし、なんならライティングキーなくして好きなキーを配置したいぐらいだと思うので、ライト無しオプションも選択できればなーと思います。
ゲームもしてますけど、バックライトがあったおかげで云々といった話は一切聞かないし。そもそもそんなに手元見ないしなあ。。
総評
色々書きましたが、総評としてまとめておきます。
- ファンクションキー要らん!派のすべての人が納得するであろう良品です!
- Win/Mac両方使う人には「これ一択なんじゃ?」と思うぐらいオススメです!
- とにかくコスパが高いです!
- 多少欠点もありますが、無視できる程度の内容です!
まあ一言でいうと「とても名品」ということです。
オールラウンドで飽きが来ないデザインなので、長く愛用できる一品だと思います。(※上記商品リンクはGateronスイッチのものです)
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