タイトルの通りPayPalアカウントが不正使用された。いつか誰かの役に立つかもしれないので、事の経緯を書き留めておく。
ある夏の昼下がり、こんなメールが届いた。
なぬ? 私がFacebook Ireland, Ltdから$26のお買い物をしたと・・? もちろんそんな買い物をした覚えはないし、アメリカンダラーで買い物するほど私はシャレオツではない。最近のLINEアカウント乗っ取りの件もあるし、これはもう不正にアカウントを使用されたとしか思えない。
さっそくPayPalのマイアカウントページを開いてみる。
『最近の取引』の欄に例の取引が計上されている。ステータスを見ると取引はすでに完了していらしい。何とかならないもんかと、とりあえず『詳細リンク』をクリックしてみる。
詳細画面を見ても大したこと書いてないや・・・と思って画面を下までスクロールしたら、ナイスなリンクを発見しました。
問題解決センター・・! 今まで問題解決なんて怪しいコンサル用語だと思っていたが、こんな心強い言葉だったなんて。さっそくアクセスしてみる。
問題解決センターに辿り着いた。さっそく異議を申し立ててみようと思ったが、よく見ると・・・
- 商品が届かなかった場合
- 間違った商品が届いた場合
- 支払を確認できない場合
の3つのケースに限ると記載されている。しかし、関係ない。こんな非常事態に遠慮はしていられない。行動を起こすことが大事だ。おもむろに『取引に異議を提出する』ボタンをクリックする。
問題を報告しろとのことで、ここでは「未承認取引を報告します」を選択して続行。
問題の取引を選択する画面になる。取引の詳細からここへ来た場合は自動的にIDがセットされているみたい。このまま続行して内容を入力していけば(スクリーンショットは省略)、問題解決センターに送信される。
ググッてみると、同様にFacebook Ireland, Ltd.に請求される事例がいくつも確認できた。どの事例もお金は返ってきているようなので、あまり心配していないが、一応祈っておくことにする。神様、仏様、アッラー様、ヤハウェ様、パールパティ様・・どうぞあなた方の祝福を・・。
進展したら追記する。
追記
クレームを送信してから6日後に、PayPalからメールが届いた。
ちゃんとクレームが受理され、返金されるとのこと。あーよかった・・・。
今回の件のおかげで、パスワード運用について真面目に考えるようになった。泣き寝入りなんて嫌だもんね。