ELECOMがひっそり作ってる(?)ゲーミングキーボード「TK-G01UKBK」の俺々レビューです。いつも通り、メーカーのHPを見れば分かるようなスペック周りには触れず、個人的に感じた点をつらつらと書いていこうと思います。
目次
対象機種
- ELECOM(エレコム)メカニカルゲーミングキーボード TK-G01UKBK
- 日本語配列
- 茶軸
- 標準価格2万円弱(?)
なお私は主に通常のPC用途に加え、プログラミングやゲームにも使用していますので、そのあたりで感じた細かい点なども書いていこうと思います。
👍🏻良い点
心配になるぐらいコスパが良すぎる!
メーカーのHPには標準価格が「¥19,558(税込)」と書いてあるんですが、実販売価格は6,000円程度です。この差は何なんでしょうか・・・?
「売れないから値下げしてんのかな」「安かろう悪かろうなのかな」と思いノリで買ってみた製品なのですが、期待をいい意味で裏切られました。フツーに良い製品です!細かい点はこれから挙げていくのですが、なんといっても一番にこれを言っときゃなきゃというのがこの「圧倒的なコスパの高さ」です。
通常メカニカルキーボードというものは、いわゆる「高級キーボード」といわれる類の価格帯で、最低でも1万円は支払わないと手に入らないものなのですが、これはなんと6,000円程度で買えちゃうんです。ひょっとして標準価格が盛られてるのか?と疑わざるを得ないほどの価格差です。(まじでなんでこの値段で売られてるんでしょうね・・・)
ともかく、メカニカル・ゲーミング・茶軸を初体験したい人の入門用デバイスとしてオススメできる一品です。
余計な機能がない
いわゆるゲーミングキーボードって、次のような機能があるのが一般的です。
- マクロ機能
- キー変更機能
- 派手なライティング設定機能
このTK-G01UKBKにはそういった機能が一切ないです。無いのがイイ。
人によるかもしれませんが、私もゲームしますけど、マクロ機能とか使ったことないです。キー変更は別のツールでやるし、ライティングも不要です。むしろギラギラ光り輝くデバイスの方がダサく見えるんですけど・・・ゲーミング界隈って、なんであんなに光り輝かすことに必死になってるのか・・・?
値段が安いから(いや、標準価格は安くないんだけど)そういった機能がないのかよく分かりませんが、不要な機能だったら無い方がいいです。メーカー製の変なソフトをインストールする必要もないし、ライティング専用のキーなんかも配置されていません。ただただUSB刺して使うだけ。それでいいんです。
じゃあ一体どこがゲーミングキーボードなわけ?という話になりますが、そこが非常にツボを抑えていて必要最低限に留められているところがニクいです。
- 全キーロールオーバー(キーの同時押しを制限なく受け付けるということ)
- ゲームによく使うキー(WASDなど)のキーキャップを変更可能
- Windowsキーロック(ゲーム中の誤爆防止)
ね?必要最低限だと思いませんか?正直、ゲーミングといっても大掛かりな機能は必要なくて、これだけあれば充分なんですよね。(つーか、普通のキーボードで充分ゲーム楽しめますからね)
ですのでゲーム以外の用途でも充分利用できますし、実際にしてます。単純に茶軸のメカニカルキーボードを買うつもりでポチっても一切問題ありません。
キーキャップを変更できる
必要最低限な機能の中でも特にお気に入りなのが、ゲームでよく使用するキーキャップを変更できるという点です。8個付属していて、キーキャップを取り外す器具も付いてきます。私は W A S D を変更しています。変更用のキーキャップは表面に凹凸がついてワニ皮のような作りになっており、指先の触感で判別できるようになっています。たまにWASDに左手を置いているつもりが、癖でホームポジション(ESDF)に置いてしまってたというのはあるあるだと思うのですが、その頻度が減るので大変便利です。
よくライティングによって個別のキーのライトを変更できる、なんて製品もありますけど、そもそも目で見て確認しないし、触感で判別できるハード的な解決策の方が優れているのではと個人的には思います。
重いので安定感あり
1kg弱あるらしく、結構重いです。ですので持ち歩く人にはツライかもしれません。ただこのテンキーレスサイズってあまり持ち歩く人はいないと思うのでそこはあまり問題にならないのかな。
持ち歩かない派にとっては、逆に重い方がありがたいです。なぜなら、ゲーム中に動くと困るから。FPSゲームなんかしてると、結構派手にキーボードを叩いたり、振り回したマウスにコツンとあたって動いちゃうとかたまにあるんですが、この製品ならそれがありません。なんせ重いんで。人間ってわがままですよね。持ち歩くときは軽いほうがいいくせに、いざ設置して使用するときには重い方がいいとか言っちゃうんだから。
かなの印字がない
キーキャップに日本語配列特有のかなの印字がないので、デザイン的にシンプルですっきりしています。個人的にはあれが嫌で英語配列使ってますって人もいるんじゃないかなと思うぐらい、かな印字ってダサいと思っているので、ここは非常にポイント高いです。
別に日本語嫌いとか日本が嫌いとかはないのですが(むしろ保守的)、単純にかなまで印字してしまうと、デザイン的に相当ごちゃついて見えるんですよね。だいたい日本語のかな打ちする人って現存するんでしょうか・・・。いや、多分いるんでしょう。いるとは思うが、自分の周りでは見たことがないな・・・。
マットな表面
実販売価格6,000円って聞くと、どーせプラスチック感丸出しのカチャカチャした感じの安っぽいキーボードなんでしょ?と思ってしまいそうですが、そんなことは全然なく、むしろマットで上質ささえ伺わせる素敵なデザインです。そういう意味ではメーカー標準価格の2万円弱というのもうなずけます。
指紋なんかも目立たないと思いますし、適度に摩擦があって、すべってタイピングミスなんかも起こりにくいキートップなんじゃないかなと思います。後述しますが、表面はいい感じですが、側面はちょっとアレですね。
安心の国内メーカー
意外にこれってポイントなんじゃないかなーと思うのが、国内メーカーのELECOM(エレコム)という点ですね。PC周辺機器なんかで誰しも一度は耳にしたことがあるメーカーだと思います。
メカニカルキーボードって外国製が多い印象で、国内ならELECOMとアーキサイトぐらいしか知らないです(PFUのHHKBとか東プレのREALFORCEとかもありますけど、あれはメカニカルキーボードではないので)。そういった意味では、結構貴重なんじゃないかなと思います。しかも「ゲーミング」を冠してるキーボードはこの製品ぐらいしか聞いたことないです。ですので、とても貴重。もちろん、マニュアルも日本語ですよ。
一応赤く光る
ライトなんて基本必要ないんですが、たまには欲しくなる場合もある。というわけで、赤色限定ですが、ちゃんと光りますし、ライティングの設定も可能です。もちろんOFFにもできますので不要な人は切っちゃえばいい。
私は無線キーボードをバッテリー使用している最中は光らせない派ですが、この製品は有線接続なので一応ブリージングで光らせて使ってます。個人的にはどうでもいいっちゃどうでもいい機能なんですが、好きな人は好きだと思うので一応。
👎🏻悪い点
正直、悪いと言うほど悪い点は、いくつか気になった点はあったので挙げていこうと思います。
ケーブルが着脱式でない
USBケーブルが着脱式でなく、本体から直接生えてきてます。これはできれば着脱式にしてほしかったなあ。ケーブルの長さって設置環境によって最適な長さが異なるはずで、たとえばノートPCに外付けキーボード刺して使ってますって人にとっては15cmで充分った場合もあるんですよね。そういったときにケーブルが交換できないのは痛い。これは地味に痛い。
標準価格2万円弱なら、そこはやっぱり着脱式にしてほしかった。残念。
メディア系のキーがない
余計なキーが無いのがいいところではあるのですが、メディア系のキーがないのも少し残念。メディア系のキーっていうのは、音量の上げ下げ、曲の再生・一時停止、前の曲、次の曲・・っていうアイツらのことです。
もちろん単一キーとして用意する必要はないのですが、何らかのキーと同時押しで対応することは難しかったのでしょうか。例えばゲーミングモードキーと何かを同時押しするとか。ちなみに私は最初HOME/END/PageUp/PageDownがそれに該当するキーだと思って、必死に押して「アレー?」とかやってました。
フレームが安っぽい
さきほど表面はいいと書きましたが、側面は光沢があって、若干安っぽく見えちゃうと思います。写真では伝わらなさそうなったので撮ってません。側面なんであまり目につかないですが、個人的にはここもマットな感じにしておいてほしかったです。
総評
色々書きましたが、トータル的には大満足の一品です。
- ゲーミングというほどゲームゲームしてない
- メカニカル/茶軸入門として最適
- ともかく圧倒的なコスパの高さ
まとめるとこんな感じでしょうか。テンキーレスでファンクションキー他も付いてるレイアウトなので、万人受けしそうですので、試しにメカニカル/茶軸使ってみたい!って人が気軽に試せる名品だと思います。英語配列も出してほしい!
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