Ubuntu 22.04がリリースされました。内容をつらつら〜っと書いていきます。基本的には前作とあまり変わってない。
目次
環境
- Ubuntu 22.04(日本語Remix版ではない)
- Thinkpad X395
言語を日本語にしてインストールしておけば、直後からMozcが使えるようになってます(※GUIでの設定変更については後述)。Thinkpadのトラックポイント・トラックパッドもどちらも問題なく使用できます。超簡単。
というわけでさっさとやったことリストに行きます。
システム系
Ubuntuシングルサインオン
正直なんのメリットがあるのかよく分からんのですが(笑)、Ubuntuファンとしてアカウントを登録してログインしておきました。多分不要だと思います。
ダークテーマに変える
設定-[外観]から変更可能になってます。
世の中ダークテーマが流行りですな。
マウス設定変更
設定-[マウスとタッチパッド]で
- マウスのスピードを最速に
- ナチュラルスクロールをONに
- タッチパッドの速度を最速に
キーボード設定変更
設定-[アクセシビリティ]のタイピング欄でリピートキーの設定を変更。
タイ語を入力ソースに追加
設定-[キーボード]の入力ソースで+ボタンを押してタイ語を追加する。まあ普通の人はタイ語のタイピングなんて必要ないでしょうが・・・。
Gnome Tweaksインストール
aptでインストールします。
$ sudo apt install gnome-tweaks
Tweakする内容は、
- CapslockをControlに
- マウスのアクセラレーションプロファイルをAdaptiveに
- トップバーに曜日を表示する
ファイルの設定
nautilusといいますが、Windowsでいうエクスプローラーのことです。
- 詳細表示に切り替える
- サイズ・種類・更新日を表示する
ホーム内のディレクトリを英語にする
日本語だとターミナルでcdするときとかに面倒臭いです。英語に変えます。
ターミナル(端末)を開いて次のコマンドを実行します。
$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
ダイアログが表示されるので、2度と聞かれないようにチェックを入れてUpdate…でリネーム完了。
日本語入力mozcの設定
日本語でインストールするとMozcは最初からインストールされています。しかしなぜかGUIの設定ツールが入っていません。手動で入れましょう。
$ sudo apt install mozc-utils-gui
これで[設定]-[キーボード]-[入力ソース]の設定名ニューから設定ダイアログが起動できるようになります。
Macも使っているので、[キー設定の選択]でことえりにしておきます。
Dropboxインストール
Linux版の「バックアップと同期」ツールはGoogleからリリースされていないのでDropboxを使いましょう。こちらの方が同期が爆速でオススメです。公式サイトからLinuxのdeb版をダウンロードしてインストールするだけです。
MP4とか再生できるように
大人の事情で初期状態ではMP4などが再生できません。追加パッケージをインストールします。
$ sudo apt-get install ubuntu-restricted-extras $ sudo apt-get install ffmpeg
途中同意を求められたら同意してください。
CopyQインストール
クリップボード拡張アプリです。履歴からペーストできたり定型文登録できたりととても便利です。
$ sudo apt install copyq
適当に設定してください。私は、
- 自動的に起動する オンに
- グローバルショートカット マウスカーソルの下にメインウィンドウを表示をShift+Alt+Vに
- タブを追加して定形文を少々登録
Easystrokeのインストール
マウスジェスチャーアプリです。Ubuntu Softwareからインストールできます。設定した内容は次のような感じ。
ジェスチャー | 名前 | キー |
← | 前のタブ | Ctrl+PageUp |
→ | 次のタブ次のタブ | Ctrl+PageDown |
↓ | 閉じる | Ctrl+W |
戻る・進むボタンはマウスに付いてるのでここでは登録しませんでした。
libinput-gesturesのインストール
トラックパッドでの3・4本指ジェスチャーを可能にするツールです。
ちょっと長くなるので別の記事にしました。
xkeysnailのインストール
キーマップ変更ツールです。
これもちょっと長くなるので別の記事にしました。
playerctlのインストール
LollypopやSpotify、Youtube(ブラウザ)など各種プレイヤーに対し再生や一時停止などをコマンドラインから操作できるようになるツールです。なぜこれを使用するかというと、アプリケーションによっては再生・一時停止などのメディアキーに対応してないものがあるからです。playerctlのコマンドをショートカットキーに登録しておけば、あらゆるプレイヤーを同じショートカットキーで操作できるので便利です。
$ sudo apt install playerctl
インストールしたら試しに何か音楽ファイルを再生してみましょう。そうしたら次のコマンドを叩くことで一時停止・再生がトグルできます。
$ playerctl play-pause
その他のコマンドについては公式のREADMEを見てください。
あとは各種playerctlコマンドをOSのショートカットに登録するだけ。設定の[キーボード]-[キーボードショートカット]-[ショートカットの表示とカスタマイズ]-[独自のショートカット]を開き、新しいショートカットを追加します。
こんな感じで「再生/一時停止:playerctl play-pause」「前の曲:playerctl previous」「次の曲:playerctl next」の3つをショートカットとして登録しました。
アプリ系
Google Chromeインストール
公式からdebをダウンロードしてインストールします。
ダウンロードしたdebファイルを右クリック→別のアプリケーションで開く-[アプリケーションのインストール]で開くとインストールできます。
Thunderbirdの設定
デフォルトでインストールされてます。まともなメーラーがないので仕方なく使ってます。アカウントの設定とかします。
Poddrのインストール
ポッドキャストアプリです。最初からインストールされているRhythmboxでも聴けるんですが、なんかイマイチもさいです。
というわけでPoddrというアプリをインストールします。
Ubuntu Softwareで検索すると見つかるはず。
こんな感じのアプリです。
結構使いやすげ。
Lollypopのインストール
ローカルにある音楽はLollypopで再生してます。
これもUbuntu Softwareからインストールできます。
Spotifyのインストール
ちゃんとLinux版があります。公式いわくUbuntu Softwareからのインストールを推奨してるみたい。というわけで入れましょう。
インストールしたらログインして、設定を変更します。
- 言語を日本語に
- 音量の均一をオフに(コンプレッサーがかかるので若干音質が悪くなるそうな)
- 友達のアクティビティを表示するをオフに
- 自動再生をオフに
Cawbirdのインストール
LinuxにはろくなTwitterクライアントがないのですが、まだマシかなーというのがこのCawbirdです。
Ubuntu Softwareからインストールできます。
ヘビーユーザーではない私には十分かな。
zoomをインストール
公式サイトからLinux版(Ubuntu 16.04+)をダウンロードしてインストールします。残念ながらバーチャル背景はグリーンバックがないと使い物にならないです。
Webアプリ(Chromeショートカット)
よく使うWebアプリはGoogle Chromeでショートカットにしておくと便利です。デスクトップにアイコンが追加され、Dockにアイコンを追加することもできるので、通常のアプリと変わらずに使用できます。
私は以下のWebアプリのショートカットを作りました。
- Googleカレンダー
- Microsoft To-Do
ショートカットはChromeのメニューからできますよ。ショートカットを作成したいページに訪れ、設定メニューの中の[その他のツール]-[ショートカットを作成]でOKです。ウィンドウにしておいたほうが便利だと思います。
ショートカットを作成するとデスクトップにアイコンファイルができるのですが、このままではダブルクリックで起動できません。アイコンファイルを右クリックして[起動を許可する]を選択しておくと、次回以降はダブルクリックで起動できるようになります。
開発系
zshシェルのインストール
昔はfish派でしたが、最近はめっきりzshに戻ってしまいました。というわけでzshをインストールします。
$ sudo apt install zsh
ログインシェルもzshに変更します。
$ chsh -s $(which zsh)
ログインシェルは再ログイン時に反映されます。
terminatorインストール
Gnome端末だとショボいのでTerminatorをインストールします。
$ sudo apt install terminator
ターミナル内で右クリックして[設定]。
- defaultプロファイルの背景を0.8透過に
Vimインストール
デフォルトで入れとけよと思うのですがね。Vimを入れましょう。
$ sudo apt install vim
gitインストール
開発には必須です。
$ sudo apt install git
最低限の設定もしておきます。
$ git config --global user.name "ユーザー名" $ git config --global user.email メールアドレス $ git config --global core.editor nvim
githubに公開鍵登録
gitプロトコル使う場合は鍵認証が便利です。
$ ssh-keygen -t ed25519 -C "メールアドレス" 〜パスフレーズ使わない私はエンター連打〜 $ eval "$(ssh-agent -s)" $ ssh-add ~/.ssh/id_rsa $ cat ~/.ssh/id_rsa.pub | xclip -selection c # クリップボードにコピー
githubのSettingsページからSSH KEYを登録する。xclipコマンドでクリップボードにコピーされた公開鍵をペーストする。
fzfインストール
高速ファインダをインストールします。
$ sudo apt install fzf
curlインストール
何かと必要になりますから。
$ sudo apt install curl
ドットファイル類pull
ドットファイル類はPrivateなgithubレポジトリにおいてあるのでpullしてきます。ここは各個人いろんなやり方があるんでしょうね。
Javaインストール
バージョン切り替えて使うとかハードなJavaユーザーの人はSDKMANを使ったほうがいいのかもしれませんが、私はJDK8をたまーに使用するだけなので、aptで入れちゃいます。openjdkにしました。
$ sudo apt install openjdk-8
memcachedインストール
仕事で使用するので。
$ sudo apt install memcached $ sudo systemctl status memcached
よし、ちゃんと起動してるな。
Powerline fontsインストール
かっこいいターミナルを作るには必須のフォント。公式の手順通りですが、以下の手順でインストールできます。
$ git clone https://github.com/powerline/fonts.git --depth=1 $ cd fonts $ ./install.sh $ cd .. rm -rf fonts
Cascadia codeのインストール
Microsoft製のフォントです。プログラミングに向いてます。
$ sudo apt install fonts-cascadia-code
これで使えるようになってます。
IntelliJインストール
VSCodeも好きなんですが、やっぱりJetBrainsのIDEは最高です。有料のUnlimitedユーザーなので使わないと元取れない気もするし笑。
- 公式サイトでLinux版をダウンロード
- 展開したフォルダを
~/Applications
の中に配置 bin
のidea.sh
を実行
次回以降は普通にスタートメニューから起動できます。
Slackインストール
もはやデベロッパーには必須のツールでしょう。
これは公式からDEB版をダウンロードしてインストールします。
nodenvのインストール
nodeのバージョン管理ができます。
$ curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/nodenv/nodenv-installer/master/bin/nodenv-installer | bash
以下をconfig.fishに追加します。※fishシェルです
set -x PATH $HOME/.nodenv/bin $PATH status --is-interactive; and source (nodenv init -|psub)
あとは好きなバージョンのnodeをインストールしましょう。私は10.13.0をインストールしました。
$ nodenv install 10.13.0
dockerのインストール
言わずもがなdockerです。aptでインストールしました。sudoなしで実行できるようにもしておきます。
$ sudo groupadd docker $ sudo usermod -aG docker $USER $ sudo usermod -aG docker あなたのUbuntuユーザー名 $ newgrp docker
実際に試してみます。
$ docker run hello-world
ちゃんとHello, Worldできましたか?
composeもよく使うのでインストールしておきます。
$ sudo apt install docker-compose
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