【西方見聞録】その5 – パリ3日目


2015年6月からのヨーロッパ周遊の旅。本日はその5日目。

ペール・ラシェーズ墓地

今日はまずショパンの墓参りのためにペール・ラシェーズ墓地を目指す。ショパンはポーランド人だが、フランスで活動していたため、お墓はパリにある。なんか横取り感がするけど、ワルシャワの教会にはショパンの心臓が納められている。(ワルシャワも行ったので後日書く)

電車に乗っていくのだが、線路が汚い。クリーンさで言えば、日本は先進国の中でも超弩級だと思う。

パリの線路は汚い
ヨーロッパの地下鉄は怖れるに足らん

お墓に入る前にブランチを。目の前にあったお財布に優しいブラッセリーに入る。フランス人には珍しく陽気な店員に誘われ店内へ。別の席にしてくれって言ったらちょっと嫌そうな顔してたけど、たぶんテーブルによって担当が違うんだろう。チップが貰えないからスネたのかな。とりあえず今のところはGacktのような差別は受けていない(と思う)。ちなみにブランチ・ブラッセリーというシャレオツな言葉はここで覚えた。

ペール・ラシェーズ墓地前のブラッセリー AU ROND POINTという店
メニルモンタン通りに面する

メニューを見てもピンとこないのでパニーニというのを頼んでみたが、どうもイタリアンらしい。ま、フランスだからクロワッサンだけってのも味気ないし、ちょうどいいだろう。もちろん旅行中は昼からビールを飲む。フランスのビールは、まあ、ふつーといったところだろうか。

フランスに来てイタリアンのパニーニ
ビールを撮ろうとしたら美女が写り込んでしまった!

腹ごしらえも済んだし、ペール・ラシェーズ墓地に入る。

ペール・ラシェーズ墓地の入り口だ
ペール・ラシェーズ墓地入り口

敷地は結構広い。正直、誰の墓かも分からないし、特に美しいわけでも感慨深いわけでもない。さらーっと見るだけでいいんじゃないかな。

西洋式のお墓? 中が覗ける
佐々木健というピアニストの墓らしい

敷地内の一角にひときわ輝くお墓がある。それがショパンの墓。他の墓とは違い新しいお花が活けられている。きっとファンの方がよく来るのだろう。感慨深いものがあるので、おもわず携帯でノクターンop9-2を再生する。近くにいたスラブ系の女性(ポーランド人かな?)は、かなり真剣に黙祷していた。ホンモノのファンなんだろう。俺も結構好きだったけど、ショパンマニアッククイズを出題されたら全然答えられないだろうな。

ピアノの詩人といわれるショパンの墓はひときわ立派だ

ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂へ向かう途中、スペイン行き列車Renfeのチケットを買うため駅に立ち寄る。カウンターの係員はへの字口した黒人女性だった。どうやら英語が話せないらしく、僕らが歩み寄って話しかけるや否や「アイ・ドント・スピーク・チャイニーズ」と言われた。思いっ切り英語でしゃべったのに・・・

その係員としばらくモメてると裏から白人の女性が出てきて、その人は英語が話せるということで、さっきの係員の代わりに僕らのチケットを手配してくれた。チケットを受け取る際「今日は列車がキャンセルになったから明日は混むわよ。1時間ぐらい早めに来たほうがいいと思うわ」と教えてくれた。優しくされると恋してまうやん・・・。

さて、無事チケットを手に入れたので、再びノートルダム大聖堂を目指す。

ノートルダム大聖堂を目指し、セーヌ川沿いを歩く

道中何回か見かけたのは、鉄球を転がすカーリングのような?遊び。後で調べて分かったのだが、これはペタンクというフランス発祥の遊びらしい。パリジャンって、意外と地味な遊びするのね・・・。

いたるところでオッサンらが玉転がして遊んでた
ウンチもデカ目が付くとカワイイ
最近、川が無性に好きになってきた
セーヌ川越しのサント・シャペル
シテ島に向かう橋
鍵の重さで沈んだのは、どこの橋だっけ?
なんとなく好きな一枚

ノートルダム大聖堂への道はなかなか風情がある。ヨーロッパに来て無性に川が好きになった。日本は国土が細く山が多いので、川の流れが急となる。だから川は「恐いもの」ってイメージがついちゃうんだよなー。

さて、ノートルダム大聖堂だが、これはこれは、はっきりいって予想以上にイイ!

カメラに収まりきらないぐらい大きい

俺たぶん、ゴシック様式ってのが好きだわ〜。なんか渋いよね。

教会の外観シリーズでは一番好き

観光客が多く、入場するのに行列ができていた。日本人らしくキッチリ列に並んで待っていたら、アメリカの養護学校の団体に割り込みされた。精神を病んでる者はこれだから・・・。イライラしてそいつらの後ろに並んでいたのだが、団体のうちの一人の車椅子が段差を超えられなくてハマっているという光景が目に入ってきた。神はやっぱり居るんですね。

天井が高いと神聖に感じる
シャンデリアの色調も統一されている
ステンドグラスってファンタジーだったのね

教会を堪能した後、外界でマリア様に出逢ったので一枚。

友人の盗撮美女シリーズ スタイル良いよなー

別に約1名勘違いしている女もいるが・・・

スタイル悪いよなー
おまけにブサイクやし
カワイないっちゅうねんボケ

Chartieで夕食

夕食は歴史ある大衆食堂として有名らしい「Le Bouillon Chartie」で。

由緒ある大衆食堂らしいChartie

店内はかなり広く、2階もある。あたりを見渡すと観光客もかなり多いみたいで、日本人らしいグループも結構見かけた。ノリのいいおっさんがテーブルに案内してくれたのだが、席が混み合っていたらしく、イギリス人夫婦と相席になった。

店内は広々しているがお客さんも一杯
店員さんも気さくで飾らない感じですよ

イギリス人夫婦も旅行で来ているらしい。「ロンドンはorganaizedでした」というと非常に納得していた。逆にフランスはポイ捨て酷くて結構汚いというと、すげー苦笑いされた。いいんです。思ったこと言えば・・・。

料理はエスカルゴ、エシャロットソースのビーフステーキ(友人はラム肉ステーキ)、デザートにモンブランクリームを注文した。

味は・・・まあ、おいしい。ふつーにおいしいってレベルかな。エスカルゴは初めて食べたけど、食べるのが面倒臭いという印象しかない。

やっぱエスカルゴ食わなあかんでしょ
頼むもんは肉ぐらいしかなかったかな
甘いデザート
特別ウンマ〜イ!ってことはなかった

夕食のあとは、のんびりホテルに帰る。道中、道路の両端から水が吹き出してくる現象に遭遇。

パリの自動清掃システム

これは自動で道路を清掃するシステムらしく、決まった時刻に水が出てくるようになっているようだ。この水が引く際に、ゴミも一緒に流してしまうという荒業らしいが・・・

まったく綺麗になっとらんぞ・・・

まずはゴミを捨てないとこから始めませんか?

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