メカニカルキーボードのNuphy Air75 V2の俺々レビューです。いつも通り良かった点とイマイチだった点をつらつら~っと書いていこうと思います。内容的にはプログラマー目線です。
目次
製品
- Nuphy Air75 V2
- ブラック(Basalt Black)
- 軸はAloe(37gh)
- 英語配列
NuPhy Air75 V2 Wireless Custom Mechanical Keyboard – NuPhy®
値段は送料合わせて140$でした。日本円で20,000円ちょいぐらいでしょうか。(高い)
では良かった点からつらつら~と書いていきます。
👍良かった点
とにかくカワイイ!
Nuphyでまず目を引くのは、その見た目のかわいさだと思います。写真が下手で伝わるかわかりませんが、とにかくポップでカワイイ路線なのがNuphyです。色は白・黒・グレーと3色展開なのですが、どのカラーもそれぞれ良さがあってGoodです。私はブラック(Basalt Black)を選びましたが、他の色もとてもカワイイので正直迷いました。
カワイイ見た目とは裏腹に、実際の製品を手に取れば分かると思いますが、表面がマットな素材となっており、結構高級感あります。チープでカワイイだけのモノでは全然ないです。周囲のフレームも割りと重厚で存在感があります。すごくしっかりした製品だなーと感じるのではないでしょうか。
75%レイアウトとしては完璧なキー配列
US配列75%レイアウトとしては完璧なキー配列なのではないかと思います。JIS配列でこじらせた配列の中にはカーソルキーがすべて揃ってない製品もありますが、こちらはすべて揃っています。Home
End
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の移動系4種の神器も揃っています。DEL
の位置も一番右上なので違和感がないでしょう。あとプログラマとしてはたまに必要になる INS
キーが付いてるってのも結構ポイント高いです。(JetBrains制のIDEなんかで結構使う)
配列としては本当に申し分ないんじゃないかな・・・?
打鍵音は上質
後述するスイッチ選択の問題で、打鍵感についてコメントできないのですが、打鍵音に関しては「とてもよい」と思います。金属音的なカチャカチャ音がまったくしません。上質で高級感のあるしっとりとした音色です。コトコトやスコスコ系だと思います。打っていてとても心地よいものですね。値段に比例している感がありますね。
パームレストが(一応)要らない
以前レビューしたKeychron K3 Proではパームレストが必要でしたが、このNuphy Air75 V2では、パームレスト無しでいけると思います。個人差あると思いますが、まあなんとか無しでもいけるかな・・ってぐらいの高さです。チルトスタンド立てる派の人は(立てると手前が下がるので)もっと大丈夫だと思います。パームレストが無ければ、気分や姿勢に合わせてデスク上のキーボードの位置を変えることができるので大変に便利ですよね。
キーカスタマイズが可能
「VIA」というソフトウェアを使用して好きなようにキーをカスタマイズすることができます。現在はWebアプリ化されているので、ブラウザさえあればMacからでもWindowsからでも利用できます!設定はキーボード本体に書き込まれるので、一度設定してしまえば接続デバイスを問わず有効化されます。
こいつの優秀なところは、MacとWindowsのレイヤーをそれぞれ分けて設定できるというところですね。私は仕事ではMac、プライベートではWindowsを使用しますので、別々の設定を書き込めるのは非常に助かります。上図のLAYERというところで切り替えて設定が可能で、
- LAYER 0 … Macの通常時
- LAYER 1 … MacのFnキー押下時
- LAYER 2 … Windowsの通常時
- LAYER 3 … WindowsのFnキー押下時
となっています。Mac/Windowsの切り替えは、本体裏のスイッチで切り替えることが可能。KeychronはMac/Windows両対応をうたってますからね~。こういうところはしっかりしてます。
というわけで、基本的には満足の行く一品なのですが、少しながらイマイチだな・・・と感じた点もありますので、そちらも書いていこうと思います。
👎イマイチだった点
キーカスタマイズしないとMacのファンクションキーが
これはQMK/VIAシリーズ共通だと思いますが・・・素の状態でMacで使用すると、F1~F12キーをそのまま押すと、ファンクションキーではなく特殊キー(明るさ変えるとかボリューム上げ下げするとか)が発動してしまいます。これは不便・・・。
おいおい、それMacの設定でしょ?と思う方もいるかもしれません。たしかにそういった設定、Macにあるのですが、これは内蔵キーボードにしか効かない??ともかく、Keychronに対しては無効でした。
というわけで、「通常押しでファンクションキー、Fnと同時押して特殊キー」を好む人は、わざわざ前述のVIAを使ってマッピングを反転させないといけないです。これは面倒くさい・・・。もちろん一度設定してしまえば設定はキーボード内部に書き込まれるので大丈夫なのですが、ここに至るまであれやこれやと調べたり試したりで時間を費やしました・・・。そんなわけでそこはちょっと残念だったかな。
キースイッチAloeはやっぱ軽すぎる・・・
スイッチを5種類から選択できるので、Aloe(37gf)を選択したのですが、これはやっぱ「軽すぎ」でしたね・・・。割りとフェザータッチが好きなのですが、ロープロファイル+軽いスイッチはちょっと合わないのかなあと感じました。軽すぎで誤入力が増えたように思います。ロープロファイルは通常50gとかが多いと思いますが、このAloeは37gですからね・・・。慣れの問題かなと思ってしばらく使っていたのですが、半分は慣れ、半分はやっぱ慣れられないかなと結論に至りました。
実施、HPを覗いてみてもAloe以外は売り切れでした・・・。やっぱり私は風変わりな決断をしてしまったのだろうか・・。うーんちょっと後悔。打鍵音はとてもしっとりとした高級感があるので、他のスイッチならどんなに素晴らしいタイピング体験だっただろうか・・・?
ちなみに、ホットスワップ対応なので、お好みのスイッチに変更することは可能です。
総評
おそらく現在市場に出ているロープロファイルキーボードの中では最高峰だというのが個人的見解です。なのでイマイチだった点もあまり挙げるものがなく・・・。値段が高いという問題はありますが、ロープロファイル探しているキーボード好きには是非触ってほしい一品だと思います。スイッチ選択させミスらなければ、ずっとこれを使っていた説もあるぐらい良さそうだったのに・・・
- とにかくカワイイ
- 万人受けするオールマイティなキー配列
- VIAでのカスタマイズが優秀
- 打鍵音はGood
- パームレスト無しでもいける
といった感じです。おすすめです!
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